iPad Air名称変更とiPhone5seから思うAppleの迷走

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iPad Airが発表になった時、iPadがさらに軽くなった!と話題になった。
その前に出ていたMacBook Airもあり、”Airブランド”とも言えるMacBook AirとiPad Airが揃ったのが、2014年9月。
まだ2年もたっていないのに、来月の発表を前に、iPad AirがiPad Proに名称変更か、という噂が出て来ました。

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MacBook AirとiPad Airの役割

MacBook Airが出た時、従来のMacBookよりも薄くて軽いというのが話題となりました。
MacBookに限らず従来のノートパソコンというのは分厚くて重い、そういうものでした。
だから持ち運び可能なサイズなのに、持ち歩くには重いという矛盾点を持っていたと思います。

そんな時にMacBook Airの発表&登場。
従来の持ち歩くには重いという矛盾点を解決した軽さと薄さ。
スティーブ・ジョブズが発表の時に封筒からMacBook Airを出したのを今でもハッキリ覚えています。

しかし、そんなMacBook Airが刷新され、MacBookシリーズになるという噂が出たのが昨年。
そして、来月の発表を前に今度はiPad AirがiPad Proになるという噂。

iPad Airも従来のiPadよりも薄く軽くなったもので、MacBook Airの延長線上にあると言えるものでした。
実際、従来のiPadも結構重みありましたからね。
時代的にもMacBook AirとiPad Airというのは流れに乗っていたと思います。

まさに、”軽く、薄く”。
持ち運びに最適な軽さとかさばらない薄さ。
それが、MacBook AirとiPad Airの役割だと思っています。

MacBookのAir化から始まったMacBookとiPhoneの迷走

次に発表になったMacBookは、「MacBook Airなの?」とも言える軽さと薄さでした。
もちろん、ストレージの違い等あるけれど、MacBook Airとの住み分けが曖昧になってきたと感じました。

今思えば、これがAppleの迷走の始まりだったと思います。

次に出たのが、iPhone6/6 Plus。
Androidスマホに比べiPhoneは画面の小さいのが特徴でした。
Androidは4.6インチでも小さい方に入る時代。メインは5インチ以上でした。

そこへ、iPhoneの大画面化が来ました。
それだけなら、時代の流れかな?と思えたのですが、iPhone6とiPhone6 Plusとサイズの違う2機種を出したことがAppleがどうしたいのか?と疑問に思いました。

それまでのiPhoneは、その大きさである意味がありました。
それがスティーブ・ジョブズでした。

iPhone6とiPhone6 Plusの2サイズのiPhoneの発売。
これは良い言い方をすれば、ユーザーに選択の自由を与えていることになります。
けれど、悪い言い方をすれば、「なぜ、そのサイズであるであるのか?」という従来のこだわりが見えなくなりました。

MacBook Airに近づいたMacBookとiPad miniと大差がなくなったiPhone6 Plus。
Appleの美学と言えたのは、媚びることなく、Appleらしさを貫いた点にあると思います。
けれど、それがなくなってしまった。

そして今、iPad Airの廃止と4インチiPhoneであるiPhone5se。

iPad Airを廃止してiPad Proとするなら、iPad Airはなんだったのか?
5.5インチとAndroidスマホと比較しても大きいiPhone6 Plusを出しながら、今更4インチのiPhone5seのはなぜなのか?

4インチスマホに関しては、需要があるとは言える。
けれど、今更4インチを出すということは、iPhone6 Plusは大きすぎた、と言うのか。
だったら、初めからiPhone6のみにすれば良かったと思う。
iPhone6は4.7インチだけど、片手操作が全くできないというほど大きくもない。

今のAppleの製品発表を見ていると、美学も信念も感じられない。
ただ、ユーザーに媚びているだけのラインナップ。
完全にAppleが迷走していると感じさせる。

iPad Proこそ立ち位置がわからない

今回、iPad AirがiPad Proに統合というのを聞くと、「ではiPad Proはなんなのか?」となる。
MicrosoftのSurfaceのようになるのかと思っていたのが、蓋を開けたらただの大画面化したiPadだった。
10インチを超えるタブレットはどう考えても使い勝手の良いものとは思えない。
けれど、タブレットでもなく、というSurfaceは立ち位置がきちんとしている。

iPad Proはタブレットというには大きすぎるけれど、OSがiOSなのでSurfaceのようにタブレットPCにもならない。
正直、どっちつかずな製品だと思う。
これほど立ち位置のハッキリしないApple製品というのは、ある意味驚きだった。

なのに、iPad AirをiPad Proにする。
これはiPadシリーズをわかりやすくするため、とは思える。
けれど、だったらiPad Pro廃止で良かったのでは?
少なくとも、iPad Airは立ち位置がハッキリしている。

根底にあるのはAppleの迷走でしかない

正直、ここ数年のApple製品にはわくわくするというものがない。
それはハード然り、OS然り。

Mac OSXとiOSの融合というのはMacとiPhoneの両方を使っているユーザーにはいいかもしれない。
でも、そのMac OSXの完成度はあまりにもお粗末と感じる。

ハードを見ても、iPhoneが発表された時のような、iPadが発表された時のような、MacBook Airが発表された時のような驚きとわくわく感は今のAppleにはない。
今のAppleの製品発表を見ていて、わくわく感がないだけでなく、感じるのはユーザーへの媚び。

これは、スティーブ・ジョブズがSEOを退いてからゆっくりと始まった。
ティム・クックは有能かもしれない。
けれど、美学がない。
だから、Apple製品から美学を感じられなくなったのだと思う。

今後Appleはどうなるのか?

iPhone5seはある程度需要があると思うので売れるとは思う。
また、サイズの大きいiPhone7が出ても、iPhoneファンが多いことから売れるとは思う。

けれど、以前のようにユーザーが考えもしなかった製品を発表しない限り、その他メーカーと大差がなくなってしまうと思う。
唯一違うのは、ハードとOSを1社で作っているからWindowsのような同じOSでも差が出る、または問題の解決がしづらいということはない。
だけど、結局最後はそこにしか魅力を感じられなくなるのではないか?と思う。

そうすれば、当然Appleの株価は下がる一方で、Apple離れが起きてもおかしくはない。
思い出すのは、スティーブ・ジョブズがAppleに戻ってくる前のAppleの状態。

どこかで方向性をしっかりさせないと、本当にAppleはダメになっていくだけでしかない。
苦言を言っても、なんだかなんだ私自身Apple製品が好きだから、今のAppleの状態が残念で仕方ない。
まぁ、栄枯盛衰は世のならいなんですけどね。それでも残念です。

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